フィードバックって大事です それで「作れるようになる」から
フィードバックって大事
ご多聞にもれず、私のシュガークラフトスクールもオンライン化を進めています。
まずはのオンライン化を進めているのは、私が一番皆さんにお伝えしたい
「可愛いが最強!乙女のトキメキ」のシュガードール。
今は、少し前に販売した動画レッスンをご購入くださった方に対して、
LINE上でフィードバックしています。
んで、これからのレッスンもそのつもりです。
ってお話をします。
できないことはわかるけど、その理由はわからない
私が初めてシュガークラフトを習ったのは、地元静岡のケーキ教室でした。
いまから25年くらい前の話ですので、当時はいまより一層シュガークラフトが珍しくって、ましてや静岡なので本当に出会ったのがキセキなくらい。
教わった先生も東京やイギリスにレッスンに行っているオシャレで素敵な先生でした。
めちゃくちゃ楽しかったけれど、できないことが多くて、それはずっとその教室では解消しませんでした。
例えば、
ケーキをシュガーペーストで覆う「カバーリング」
ペースト状のものを綿棒(シュガークラフトではロールピンと言います)で丸く伸ばして、それをケーキの形のスチロールにかけて全体をキレイに覆います。
平面のものを立体に被せるので、当然シワが生じますが、その処理をして、キレイに覆うのがカバーリングの腕の見せ所。
でも、私のケーキはいつもどこかにシワが寄って、うまくいっても次にはまたシワができての繰り返し。。アセアセ
先生からは、
「ひろのさんのケーキは象の足みたいね~。」
「もっと手早くやらなきゃだめよ~。」
と言われ続け、私にとってカバーリングは
とにかう早くやらなくちゃいけなくて、難しくってすごく苦手意識が強いもの
・・となったのでした。
なぜ象の足になるのか理由が分かれば簡単でした
その後、東京に開校したシュガークラフトスクール、
ニコラスロッジ・シュガーアートギャラリージャパンに通うようになり、当然そこでもカバーリングの機会がありました。
私はニック先生のカバーリングを目を皿にして見つめ、
同じ教室に来ている生徒さんの中で、明らかに私よりも上手そうな人を見つけ、自分のカバーリングそっちのけでその人の手元を凝視したりして、
どんな手の動きをしているのか?
自分とどこが違うか?
を大袈裟に言うと研究しまくりました。
そして編み出した私の方法は、
1 失敗しやすいところを先にケアしてしまう
これ生徒さんや専門学校の学生にかなり有効で、自分が初心者の時はずっとダメダメだったのに、教えた人は1回目でも象になる人はめったにいません。
専門学校の学生30~40人相手に教えて、出来上がったカバーを見て密かにガッツポーズしています。
2 ペーストをカバーリングに適したものを使う
アホみたいに当然ですが、以前はペーストの違いをそこまで理解していませんでしたが、理解するとその使い方も一気に深まりました。
適材適所、これはシュガークラフトにも通じる言葉です。
適切なフィードバックで一気にわかった
ニコラス・ロッジ先生は日本校は閉鎖になってしまいましたが、いまもアメリカのアトランタでシュガークラフトスクールを経営し、ツールの開発販売やケーキショーの審査員長をしたり、大活躍されているスゴイ先生です。
いつもニコニコされていて、誰にでも丁寧に対応してくださり、ものすごく偉いのに本当に親切で、その教える側の姿勢としていつも指針としている素敵な先生です。
彼は当然テクニックも最高で、ある日のレッスンでカサブランカを作ったのですが、その「めしべ」を作るのが難しかった!
ニック先生がワイヤーに通したペーストの玉を、指で挟んでスーッとしたに降ろすとペーストがスーッと細長くなります。
でも、実際に私がやってみると、スーーなんて全然降てこなくて凸凹に。
ニック先生に「うまくできませ~ん」と(ほぼ・ボディランゲージで)質問すると、
まずは、
「Oh~.Wonderful!ニコニコ 」とニコニコ顔でホメてくださる。
そして、そのあとに、私の目の前で同じ作業をゆっくり見せてくれたのです。
「あ~、なるほど!」
目の前でゆっくりをニック先生の指の動きを見たことで、テンションのかけ方と降ろすスピードの関係が一気に理解できたのです。
言葉が通じない私に言葉で説明してもわからないので、デモの時よりも分かりやすく、目の前でちゃんと動きで見せてくださったのです。
それも、ワンダフルという素敵な言葉をまず掛けてからピンクハート
(あの時、ブラックな私が心の中で、
「全然、ワンダフルじゃね~よ。
ワンダフルになる方法を聞いてんだよ~。真顔」
・・とつぶやいていたことを、いま心から謝罪いたします!!!)
あの瞬間。
ニック先生からの適切なフィードバックを受けた瞬間に、一気にぜんぶがわかりました。
もちろんですが、わかったからってすぐにできた、、のとはちょっと違いますよ。
わかったけど、それは練習しないとすぐにはできないことでしたので、その時はまあまあまででした。
でも、その力加減を理解できたおかげで、いまは指の圧だけでかなり長いロープも均一に伸ばせるようになっています。
わかってて練習するのと、闇雲に練習するのではそのあとの伸びが全然違うのです。
〇適切なフィードバックがなくて、自分で試行錯誤してなんとかたどり着いたカバーリング。
〇適切なフィードバックで一気に成長した、私の指の圧のテクニック。
(テクニックの適切な呼び名がないのでまんまでスミマセン)
試行錯誤が無駄だとは言いませんが、
私が教えるなら、適切なフィードバックを受けられるスクールにしたいと思っています。
だって、
できた!
できるようになった!!
以前より成長した、変わった!!!
それがモノづくりが好きな人が一番味わいたい感覚だと思うからです。
オンラインは作品写真でフィードバックしています
いまは動画レッスンですので、作った作品写真をLINEで送ってもらって、それに対してフィードバックしています。
もう、自分の初めて作った動画レッスンで、生徒さんがちゃんと可愛いパンプキンちゃんを作ってくださった写真を見ると、感激してしまいます。
あー、作れてる!
動画でも伝えられてる~~!!・・って。
なので一層フィードバックにも力が入ってしまい、あそこもここもと伝えそうになりますが、逆に一度に言いすぎると何が何だかわからなくなってしまうので、
「その人がいま一番それをやると可愛くできるポイント」
に絞ってフィードバックしています。
それができたら、そのまたもっと上にレベルアップのフィードバックをしようと思っています。
人形って、可愛くできないと、ちょっとどころかかなり凹むものなんですよね~。
可愛いには法則があります。
私がコレを見つけた方法は、天然&試行錯誤です。
〇 もともと子供のころから人形を作っていた=天然。
〇 自分以外の人に伝えるにはどうしたらいいのか考えて、可愛いを因数分解した=試行錯誤。
適切なフィードバックと最強の可愛いの法則を目指してます!
では、本日も動画レッスンの撮影、頑張りま~す。